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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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【輪廻のラグランジェ】やっと行けたよ鴨川【聖地巡礼】

 千葉県には以前から一度行きたかったアニメのロケ地があったのでした。
 鴨川。もちろん『輪廻のラグランジェ』のロケ地です。
 というわけで、トップ画像は作品の冒頭に使われた鴨川のビーチ。主人公のまどかがランちゃんに制服を盗まれた場所ですね。
 ロケ地に行く場合、特にあまり下調べする時間がなかった場合、まず最初に観光案内所に行くことにしています。地元の観光に関わっている人に話を聞くこともできるし、聖地マップなどの資料をもらえることもあるので。
 観光案内所は市の主要な駅の周辺にあることが多いので、今回はまず最初に鴨川駅に向かいました。主要駅の周辺にはたいてい駐車場もあるので、クルマの置き場所に困ることもありません。
 というわけで鴨川駅前の観光案内所に行きました。


 実はこの『輪廻のラグランジェ』というアニメ、「聖地もの」としては失敗作という評判になっています。
 各話のサブタイトルにすべて「鴨川」という文字を入れ、たしかに舞台は鴨川市なのですが、どうもそれを前面に押し出しているわりには作品内容的に「鴨川に実際の景色を見に行きたい」と思わせる要素があまりない(実際にストーリーが進行するのは鴨川沖に停泊している架空の要塞艦であること/印象的な建物やモニュメントがうまく印象的なシーンに使われていないこと等)ことが原因で、主にweb上で「アニメと地元のタイアップの失敗例」扱いされているのです。
 その辺りの真偽を実際に見るために、鴨川には是非一度来たかったのでした。
 観光案内所に来た目的の一つである「聖地巡礼マップ」はすでに配布を終了していて残部もなし増刷の予定もなしということで入手することができませんでしたが、放送終了から4年経った現在でも聖地巡礼客がいるなどのお話を聞くことができました。
 チラシ等はありませんでしたが、案内所内にはキャラクターのイラストを使用した魚見塚希望の丘への案内マップが掲示されていました。

 トップ画像の海岸は、その鴨川駅から500メートルほど歩いたところにあります。私が行ったのは夏の盛りだったので海の家が出ていたり海水浴客がたくさんいたりで作中の風景とそっくりというわけにはいきませんでしたが、空気感はなんとなく伝わってきました。

 で、前述した通り、実は作中にはそれほど印象に残る風景というのがありません。単に「出てきた」というだけならば鴨川シーワールドとか学校とかあるんですが、このブログでは現に使用されている学校は紹介しないことにしていますし、シーワールドは本当に出てきただけ……という感じだったので。今回は時間的に厳しかったのでパスしました。
 今回一番行きたかったのは、そんな作中でもほとんど唯一といっていいくらい印象的なシーンに使われていた印象的な場所。魚見塚誓いの丘の展望台です。



 魚見塚は一戦場 公園という自然公園の一角にある小高い丘にあり、昔は漁師が沖合いの魚の群れを見張るために登っていたということで「魚見塚」の名前が残っているそうです。
 展望台のすぐ近くにも駐車場はあるのですが途中の道が軽自動車でもすれ違いは無理な感じの半端無い狭さで、手前の一戦場公園の駐車場に駐めることをお勧めします。
 その一戦場公園の事務所らしき建物に、『輪廻のラグランジェ』のタペストリーが掛けられていました。


 作中に描かれていた通り、ここには鍵をかけて誓いを立てるための場所が用意されていました。ただし柱にまきつけられてはなくて、平らな金網状の鍵かけ用スペースが設けられています。また、展望台に登る手前の階段を脇に逸れた先の通路(展望台の下をくぐる通路)には聖地巡礼ノートもありました。


 こちらは展望台の途中から見下ろした、ランちゃんがまどかとの別れを惜しみながら下りていった道。
 そんなわけで、 もはや『輪廻のラグランジェ』がらみのものはほとんど見られなくなっていましたが、鴨川駅前のイオン内にあるゲームセンターに画像のようなポスターが貼られていました。ちょっと嬉しかったですね。


 最後に、鴨川で食べたものを紹介しておきます。
 実は冒頭の鴨川駅に行く前に、食事のために鴨川市総合交流ターミナル「みんなみの里」というところに立ち寄りました。
 そこで見つけたのが右画像の「鴨川エナジー」。作中ではボトル型の缶飲料だったと思ったのですが、売っていたのはビンでした。しかしここはジャージ部魂補給のために飲んでおかなければなるまいと、一本いっときました。
 そして食事です。
 地元産の食材を用いたメニューの中でいただいたのは「ドラゴンフルーツカレー」。
 ドラゴンフルーツというと、けっこう毒々しい印象の真っ赤な果物ですが、カレーの方はスパイシーに仕上げられていて美味しかったです。

 で、実際に鴨川に行ってみて思ったのは、決して「失敗例」扱いされるべきところではないということです。聖地巡礼マップも配りきってしまったということですし、今でも観光案内所を巡礼客が訪れているということなのですから。
 ただ、ネット上の情報だけを見て行く気をなくした人がいるとしたら残念です。特に魚見塚の誓いの丘は絶景なので一度行ってみる価値は十分あると思います。

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| 研究(聖地巡礼&電子書籍) | 11:38 PM | comments (0) | trackback (x) |

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