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都築由浩
SFやらミステリやらホラーやらをライトノベルジャンルで書いている作家。
コミック原作・編集デザインなどその他さまざまな職業を兼業する。
クルマ・R/Cカー・自転車・ホビーロボットなど多趣味で、それらの道具や仕事の資料が散らばる自室が常にゴミ箱のような様相を呈していることから、巻末に『9畳のゴミ箱より』と記する。
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2008(C) Yoshihiro Tsuduki
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【氷菓】加茂荘花鳥園の鳥たち【聖地巡礼】

 今回は掛川の加茂荘花鳥園という所に行きました。掛川市には「掛川花鳥園」というところもあるので間違いやすいですが「加茂荘花鳥園」です。
 ここはもともと古くから続く庄屋のお屋敷の広大な敷地を利用して巨大な温室(広すぎて温室に見えないですが)を作り、そこで花と鳥を愛でることができるというところ。
 温室の外に出てもお屋敷の前の池には花菖蒲がたくさん植わっていて、放し飼いの鴨がたくさん。小さな紙コップに入れられた鳥たちのエサもあちこちに置かれていて、鳥とのふれあいを楽しめます。鳥たちも慣れていてヒトが来ると食べ物をもらえるのですごい勢いで寄ってきます。
 温室の中では猛禽類のフライトデモということでフクロウとミミズク、ワシが飛ぶところを見せてもらいました。目の前を低空飛行するのでなかなかの迫力です。
 フライトデモの後は鳥を手の上に載せて記念写真を撮るサービス(有料)もあって、思わず最新大人気アニメで「助手ちゃん」と呼ばれているワシミミズクを指名して撮影してもらいました(笑)


 さて、ここに来たのはワシミミズクと写真を撮るためではありません。本命は古いお屋敷にあります。
 このお屋敷は『氷菓』のヒロイン千反田えるの自宅のモデルになった建物なのでした。『氷菓』のメインのロケ地はもちろん岐阜県の高山市周辺ですが、なぜか「えるの家」だけが掛川市にあるのです。
 まずはページトップに使用した長い白壁の中央にある門。周囲の様子は作中とはまったく違いますが、門自体はよく再現されています。

 ただしこの門は現在は入り口としては使われていません。花鳥園の入場口はこの画像で言うと左側にもう少し進んだところにあります。
 この門から入っ(たと仮定し)て、花菖蒲の植わった池の間を抜け、お屋敷の門へ。この辺りの構造は作中でも上空からのカットで映っていましたが、この前庭部分は登場しませんでしたね。


 お屋敷の内部は間取りは少し変わっている気がします。あちこちが狭くなったり広くなったり、サイズの調整が行われているような……。他にも障子で仕切られているいくつかの部屋を一つの広い部屋として描写するなど、アレンジが入っているのでしょう。かまどなどの細部はそのままありました。

 奉太郎がお手洗いを借りようとして迷った迷路のような構造は、江戸時代からあったお屋敷に明治大正と何度も増築改築を繰り返してきたためだそうです。えるの部屋のモデルになったとされている部屋もありましたが、作中で描かれているよりだいぶ狭い感じ。

 味噌蔵を改造した休憩所のようなスペースのかたすみに、『氷菓』の聖地巡礼客向けのコーナーがありました。

 その休憩所で、「食べる甘酒」というものをいただきました。期間限定のサービスだそうです。餅米を酒と同じ麹で発酵させて煎ったものだそうで、アルコール分はないので運転手でも食べられます。あと口のすっきり感が上質な日本酒のそれを想起させて美味でした。


 アニメ『氷菓』4話で縁側から見えていた中庭の池も実際にあります。やっぱり鴨が泳いでいて、人の気配があると寄ってきます。ここにもエサの紙コップが置かれているので、餌やりをすることができました。
 なおこのお庄屋さんのお屋敷は、一階部分はこうして観光施設として公開されていますが、二階は現に住居として使用されているそうです。このブログでは「現に使用されている個人宅は紹介しない」という原則があるのですが、観光施設にもなっているということで今回は紹介致しました。

『氷菓』の聖地巡礼をするつもりで行った加茂荘花鳥園でしたが、花鳥園の方が思いのほか楽しくて写真を撮るのを忘れてしまったところが多数。そんなわけで、画像少なめのレポートになってしまいました。
| https://blog.tsuduki.com/index.php?e=521 |
| 研究(聖地巡礼&電子書籍) | 10:39 PM | comments (0) | trackback (x) |

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