さて、エンスト症状の続報です。水曜の午前中にディーラーに入庫、本日引き取ってきました。
症状は「いくつかの条件下でアイドリングせずにエンストする」というものです。
要するに走行中、停止するためにアクセルを放してブレーキ踏みながらクラッチを切ると、エンジンがそのままストンと止まってしまいます。
特徴的なのは、
・エンジンが2000回転以上でアクセルを離すと急激に回転が落ちてエンストする。
・アクセルを完全には離さずに1000回転をキープしつつ停車するとその後アクセルを完全に離してもエンストせずにアイドリングする。
その他に、「エンジンの熱が中途ハンバな時にアイドリングが安定せずにエンスト」という症状もあります。完全な冷間、あるいはそれなりの距離を走って完全に熱が入った状態には出ず、1kmほど走って一度エンジンを切り、しばらくして冷え切らないうちに始動するとエンストするという、よくわからない症状です。
これは2002以降のフライバイワイヤーになったHGTの持病らしく、今のところディーラーもネット上のユーザーも完全な対処法を発見できずにいるようです。治った例はあるんですが、その時の処方がバラバラで決め手がわかりません。
私のPuntoも4年くらい前から症状が出て、(その1)に書いた通り、治ったり悪化したりを繰り返していた。
今回、サーキット走行の直後に劇的に悪化し「まれに、再発進の時に回転が上がらずにエンストする」という新たな症状が出てきました。
熱により悪化したと考えられるので、以前からディーラー担当者が唱えていた「熱によるエアフロセンサーの劣化」説の信憑性が高くなり、今回エアフロセンサー(空気流入量を計るセンサー)を含むスロットルボディ全体を交換する作業に踏み切ったわけです。ユニット交換のせいで部品代、けっこう高いですが仕方ありません。
作業と、作業後の治癒確認が必要ということで、一晩お預けの短期入院となりました。
で、その引き取りの日。昼頃に担当者から電話がかかってきて「作業は終わったけど、治ってないので取りに来られる時間までに他にチェックできそうな所をチェックしてみます」という説明を受けました。
約束の夕方6時ごろにお店に行くと、担当者さんは他の件で出ていて、作業をしたサービスのチーフが応対してくれたのでした。
訊ねると「症状はかなりマシになってます」ということ。やっぱり完治はしていないという説明でした。
他に原因と疑われる箇所についても話をして「次に手を入れるならバリエータですね」ということに。
上画像が作業後のエンジンルーム内の様子。
エンジンの右上、赤丸で囲んだやけにきれいな部品が、今回交換したスロットルボディです。
で、引き取って自宅まで運転して帰ってきましたが……
「治ってるじゃん」
とりあえず家に帰るまで意図的に何度も「以前ならこれでエンストしてた」という状況を再現してみましたが、一度も止まらず。
でもディーラーで「治ってない」というからには、再現できなかった何らかの状況下で落ちるものと思われます。
土曜日から月曜にかけて、大阪→広島→竹原→大崎下島→大阪と走りますので、その間にいろいろ試してみて確認するつもりです。もしこの距離走って一度も症状が出なければ、「ECUリセット直後にエンスト頻発」以外の症状は消えたと考えていいと思っています。
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クルマ | 10:17 PM |
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